歯並びを整える矯正治療の種類

ワイヤーの力で歯を動かす
ワイヤー矯正では、歯に装着したワイヤーを調整しながら、持続的な力をかけて歯並びを整えます。
曲がった歯や噛み合わせのズレを改善できるため、多くの人がこの方法で矯正を行っています。
特に、歯並びが大きく乱れている場合でも対応できるのが特徴です。
ただし、常に歯に力がかかるため、痛みを感じることがあります。
個人差はありますが、調整後の数日は違和感や圧迫感を感じることが一般的です。
我慢できないほどの痛みがある場合は、歯科医に相談し、ワイヤーの調整をしてもらいましょう。
また、ワイヤー矯正は長期間の治療が必要です。
一般的には1年以上の装着が必要となるため、途中で諦めずに根気よく続けることが重要です。
目立つワイヤーが気になる人へ
ワイヤー矯正では、歯の表側に装置を取り付けるため、口を開けたときに目立ちやすいのがデメリットの一つです。
見た目が気になる場合は、歯の裏側にワイヤーを装着する「舌側矯正」を検討するのも良いでしょう。
舌側矯正ならば、矯正中であることを周囲に気付かれにくくなります。
ただし、舌側矯正は高度な技術が求められるため、対応できる歯科医院が限られます。
また、通常のワイヤー矯正よりも治療費が高額になる点にも注意が必要です。
費用面が気になる場合は、事前に見積もりを出してもらい、支払い方法を確認しておきましょう。
多くの歯科医院では、分割払いなどの支払い方法を用意しているため、無理なく矯正を進められます。